運動部のマネージャー

主人が趣味でインドア•サッカー(フットサル)をやっている。
「今度、俺の試合観に来いよ。」と主人、絶対嫌!と即答した。
お弁当の手作りおにぎり(サンドイッチ)、粉で作った薄味のポカリスエット、タオルを練習試合後の彼に「お疲れ♡」と差し出す。無理である。

これは個人的な経験によるものなので、世の中の人を一括りにして判断するのは良くないとわかっているが、ここは敢えて目を瞑って聞いて頂きたい。

私は運動部(特に球技)とその女子マネージャーが嫌いだ。
過去記事を読んで頂いた方は私が地味なサブカル•ブス女だとご存知だと思うが、
言われる前に言っておこう。もちろん僻みも入っている。
なんにせよ、24時間テレビと同じくらい嫌いなのだ。

さて、主人に「サッカー部のマネージャーかよ!ないわー!私は他人(しかも素人)の練習試合観て身の回り世話する程暇じゃないのよ、大体!あんたの飯炊きババアで十分やわ、そんな暇あったらヨガもう一クラス取るし!」と、まくしたてた所、「マネージャーって何?」と訊かれた。
なるほど、アメリカには運動部のマネージャーという文化がどうやらないらしい。
私が説明した所、「それは男尊女卑だ」と言っていた。(もちろん同性のマネージャーもいるが、稀といえば稀である。ちなみに、私の高校はスポーツが強かったので、一部の男子球技部は女子マネージャー禁止だった。理由は部員の気が散ってはならないから、との事。納得。)
アメリカで一番近い文化といえば、恐らくアメフト部員とチアリーダーだろうか。
いずれにせよ、私はどちらも大嫌いだ。

特にサッカーをやっている男にロクな思い出がない。
高校に入学した二日目の通学途中、車両で隣り合わせになった同じ高校の制服を着た男子生徒に、上から下まで見られた後、面と向かって「ブス」と三回言われた。
期待に胸を膨らまし、夢いっぱいで入学した高校生活二日目にこれはさすがに堪えた。
そいつは、言うまでもなくサッカー部だったのである。それ以来、独断と偏見だと分かっているのだが、サッカーが嫌いだ。また、学校の中庭でクラスメイトとおしゃべりをしている時、ラグビー部と思われる男子生徒に「ブス」と罵られた事もある。通学途中も含めれば数えきれない位にブスと言われて来た私だが、さすがに同じ高校の生徒というのはダメージが大きい。

取るに足らないネガティブな経験談はここまでにして、女子マネージャーの話に戻そう。
さて、この(男子運動部の)女子マネージャーなる女共も、私はどうしてもいけ好かんのである。
傾向としては、裏表があって計算高い女が多く、どうやれば男の気を引けるかを熟知しているのだ。17そこそこの女子がこのようなテクニックを理解していると考えてみると、恐ろしいと言えば恐ろしい。また、このような女に嫌われてしまった場合、気がつけば仲間が居なくなっていて、孤立している可能性がある。周到な根回しをし、男と先生をも味方に付けて自分の手を汚さずに嫌いな人間を追い込む。自分で書いていて昼ドラみたいで笑えてくるが、実際に私が中•高校生の時にこのような女は少なからず存在した。スポーツが大好きなの♡だからマネージャーになろうと思って♡スポーツが好きなのではなく、スポーツをやっている男が好きなのだ。結局、球やのうて玉が好きなんやろが、お前!球と違うて、玉追いかけとるんやろが!おっと、失礼、取り乱しました。

以前、「バンドマンの彼女」の記事で登場したサブカル仲間の友達と、私達がいかにタッチの南ちゃんがカマトトであるかを真剣に話し合った事もある。最終的に論点は「南ちゃんは処女か否か?」に発展し、熱い議論を交わした。(非処女で14くらいで初体験を済ませている、と私、彼女は処女だと言い張るので意見が割れたのだ)

南ちゃんを例に挙げると非常に分かりやすいが、私はこのような女々しいというか、女であることが全面から出ている女性が苦手である。アメリカ人の女性も確かにぶりっ子で計算高い奴も多々存在するが、私の嫌いなこのマネージャー系の女子に比べればネチネチしていないので潔くて分かりやすい。「私には価値があるから、あなたはこれだけの事をしてくれて当然なのよ!」といった上から目線で女王様を思わせるハッキリした態度なのだ。(これはこれでイラっとするのだが)
ただ、冒頭にも触れたように私は彼女達のように上手にカマトトも出来なければ、女らしさを売りに男性のハートを射止める事もできないし、自信もないので、僻みと言えばブスの僻みなのかもしれない。

この高校時代で自分がブスだと確信し、またブスに厳しく、ブスが生きにくい日本での生活に限界を感じた。と、いう訳で二十歳で祖国を捨て、アメリカに亡命した。知人からは『ブス難民』と言われている現在に至る。

そして、未だにスポーツとそのマネージャー嫌いは克服できないままである。

Advertisements